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「中古住宅を買ったけれど、鍵は交換したほうがいいのかな」「前の住人の合鍵が、まだどこかに残っているかもしれない」——引き渡しが終わってひと安心したところで、ふとそんな不安が浮かぶ方は多いはずです。中古住宅は新築と違い、鍵の状態も本数も家によってバラバラです。この記事では、交換すべき理由とタイミング、玄関から門扉まで「どこを替えるか」の早見表、引き渡し日にやる3つのチェック、自分でできる範囲と業者に頼む場合の費用目安を、元ホームセンターDIY売り場勤務の経験も交えて解説します。
🧭 コンパスの体験談
10年前に築古の中古一戸建てを買ったとき、重要事項説明書には玄関2本・勝手口1本の合計3本と書かれていましたが、引き渡し当日に実際に数えたら2本しかなく、慌てて仲介の担当者に電話をした記憶があります。後日、仲介側の確認ミスで1本を追加でもらえましたが、あの場で数えていなければ気づかなかったはずです。玄関の鍵はディスクシリンダーという古いタイプで防犯性も低めだったため、入居前に業者へ交換を依頼しました。あくまで私個人の経験です。
📌 この記事でわかること
- 交換すべき3つの理由
- どこまで替えるか早見表
- 引き渡し日の3チェック
- 交換費用の目安
- 交換しなくていいケース
✅ まず結論
中古住宅は前所有者の合鍵が残っている可能性があるため、玄関だけでも交換をおすすめします。業者なら1か所15,000〜30,000円(税込)、ディンプルキーは15,000〜50,000円程度(税込)が目安で、自分で交換すれば部品代5,000〜20,000円(税込)で済みます(いずれも目安・現地見積もりで変動)。まずは引き渡し日に鍵の本数を数え、早見表で「どこまで替えるか」を決めましょう。
中古住宅では、前所有者やリフォーム業者が持つ合鍵の本数を買主側では把握できないうえ、古い鍵(ディスクシリンダー)はピッキングに弱く経年劣化で回りにくくなることもあるため、1つでも当てはまれば交換を検討する価値があります。
交換のタイミングと「どこまで替えるか」早見表

交換のタイミングは入居直前が安心です。リフォーム予定があるなら工事完了後に。特注鍵は納期3〜4週間かかることもあるため、早めに型番を確認しておきましょう。
| 場所 | 判断・自分でできるか | 費用目安 |
|---|---|---|
| 玄関(上下2か所) | 替える/型番が分かればDIY可 | 15,000〜30,000円(税込)/か所 |
| 勝手口 | 替える/型番が分かればDIY可 | 15,000〜30,000円(税込) |
| 掃き出し窓のクレセント錠 | 補助錠で済ます/DIY可 | — |
| 物置・倉庫 | そのまま(様子見) | — |
| 門扉 | そのまま(様子見) | — |
| 玄関上下を2か所として計算した場合、玄関上下2か所+勝手口で4.5万〜9万円(税込)が目安です(業者価格の目安・現地見積もりで変動)。 | ||
※出入りが多い玄関・勝手口を優先し、そのままにする場所は補助錠(ワンドアツーロック)で補強すると安心です。既存の錠を残したまま追加でき、ピッキングにかかる時間を増やせます。予算があれば、暗証番号やスマホで開閉できる電子錠・スマートロックも候補になりますが、停電・電池切れ時の対応方法は先に確認しておきましょう。
自分でできること:引き渡し日のチェックと交換の判断
引き渡し日にやる3つのチェック

- 重要事項説明書・付帯設備表の本数と実物を照合する――書かれた本数と受け取った本数を、その場で数えます。
- 鍵の刻印・型番を控える――スマホで側面の刻印を撮影しておくと、後の交換や合鍵作成がスムーズです。
- 紛失申告があれば本数を書面に残す――「1本紛失している」と説明されたら、その場でメモか特記事項に。口約束は後で水掛け論になりがちです。
交換しなくてよい3つのケース
- 築浅で、前所有者が住んでいた期間が短い(短期間なら合鍵が作られている可能性は低いという考え方もありますが、絶対ではありません)
- 売主が引き渡し前のリフォームで鍵をすでに交換済み(記録が書面にある)
- オートロック等のカードキー一体型で、複製が難しい構造になっている
判断に迷うなら、防犯性を優先して交換しておくほうが安心です。
自分で交換できるのはシリンダー交換だけ
玄関・勝手口の鍵穴部分(シリンダー)だけの交換なら、ドライバー1本で自分でも作業できます。手順は、①刻印・バックセット・ドア厚を測る、②古いシリンダーの固定ネジを外して引き抜く、③新しいシリンダーを差し込んで動作を確認する、の3ステップ。所要時間は1箇所30分〜1時間ほどです。詳しい手順は鍵交換のDIYはどこまでできる?手順と失敗しない準備にまとめています。配線を伴う電子錠・スマートロックは対象外です。
型番が分かれば、自分で交換用シリンダーを探すのが近道です。ただし型番確認なしで安価な互換シリンダーを買うと、バックセットやドア厚が合わず返品・再購入になることがあります。
私なら、まず価格を比較しやすい楽天市場から探します。型番があいまいなら、ドアの写真を撮って店舗に問い合わせると安心です。
業者に頼む場合の費用と、負担するのはだれ?
複数の鍵交換業者の公開料金ページを見比べると、シリンダー交換は1か所15,000〜30,000円(税込)、ディンプルキーなら15,000〜50,000円程度(税込)が目安です(防犯性の高いタイプはさらに高くなることもあります)(出張費・作業費込み・2026年9月時点、地域・現場の状況により変動)。自分で交換するなら部品代5,000〜20,000円程度で済みます。本数がまとまる場合の合計費用は戸建ての鍵交換費用はいくら?玄関・勝手口の本数別に解説で計算しています。
※金額はすべて税込の目安です。最新の金額は現地見積もりでご確認ください。
費用を誰が負担するかは、一般的には買主が負担するケースが多いとされます。ただし鍵の本数が契約時の説明より少なかったり、売主が紛失を隠して引き渡していたりした場合は話が変わります。公益財団法人不動産流通推進センターの不動産相談事例(本数が不足していることは開示されていたものの、実際の引き渡し本数が足りなかったケースです)では、鍵が1本足りないまま引き渡された件に対し、相談員が「その鍵が完全な形で交付されない以上、完全な引渡しとはいえないからである」とし、売主が自己費用で錠を交換し新しい本数分の鍵を渡すのが正しいやり方だと回答しています(出典:公益財団法人不動産流通推進センター 不動産相談事例 https://www.retpc.jp/archives/13334/。2013年10月掲載・2020年民法改正〈瑕疵担保責任→契約不適合責任〉前の事例です。現在は契約不適合責任の枠組みで整理されますが、考え方の参考として紹介します)。一つの相談事例への回答であり、すべてのケースに同じ結論が当てはまるとは限りません。本数が合わないと気づいたら、まず仲介業者に相談してください。
タイプ別の相場は鍵交換費用の目安|タイプ別の相場と業者に頼む前に確認する3つのことも参考に。見積もりの内訳と、キャンセル料の扱いは電話で確認しておくと安心です。悪質業者の見分け方は鍵屋のぼったくりを避ける方法|手口と見分け方5選にまとめています。
型番が分からない、判断がつかないという場合は、業者に相談してみましょう。
🔑 型番が分からない・自分で不安なときは業者に相談
電話またはWebフォームから申し込める24時間365日対応の窓口で、現地調査後の見積もりは原則無料、当日対応してもらえることもあります(対応エリア・現場状況により調査・見積もりに費用が発生する場合があります)。
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交換だけでは不安が残る、留守が多くて心配という場合は、防犯カメラやセンサーを組み合わせるホームセキュリティも候補になります。
よくある質問
Q. 鍵交換は引き渡し当日でなくても大丈夫ですか?
A. 当日でなくても構いませんが、前所有者の合鍵が使える期間を減らすため、できるだけ早めに済ませておくと安心です。
Q. 玄関から物置まで、全部の鍵を一度に交換する必要がありますか?
A. 一度に全部替える必要はありません。早見表で「替える」に分類した場所を優先し、様子見の場所は後回しでも構いません。
Q. 賃貸から中古住宅に買い替えた場合、前の家の敷金や鍵の扱いは関係ありますか?
A. 関係ありません。前の賃貸の敷金精算や鍵の返却は別の契約の話なので、新居の鍵をどうするかは新居の状況だけで判断して大丈夫です。
まとめ
- 中古住宅は前所有者の合鍵が残る可能性があり、玄関だけでも交換を検討する価値がある
- 交換の判断は場所ごとに分け、玄関・勝手口を優先し、物置・門扉は様子見でもよい
- 引き渡し日は鍵の本数照合・刻印控え・紛失申告の書面化を忘れずに行う
- 業者に頼むと1か所15,000〜30,000円(税込)、自分で交換すれば部品代5,000〜20,000円(税込)が目安
まずは引き渡し日にもらった鍵の本数を数え、早見表で「どこまで替えるか」を決めてから、玄関だけでも業者に見積もりを取ってみてください。
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