遺品整理の費用相場と進め方|はじめての方が最初に知っておきたいこと

遺品整理の費用相場と進め方 アイキャッチ

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🧭 コンパスの体験談

築古の戸建てを購入したとき、前の所有者の家財が一部残っていて、仕分けと処分の段取りに戸惑った経験があります。何を残し何を手放すか判断に迷う気持ちは、遺品整理にも通じるものがあると感じました。あくまで私個人の経験です。

📌 この記事でわかること

  • いつから始めるべきか
  • 捨てる前の確認事項
  • 間取り別の費用相場
  • 悪質業者の見分け方

✅ まず結論

遺品整理は急いで終わらせる必要はなく、気持ちの整理がついてから始めても大丈夫です。費用は1R〜1Kで3万〜8万円、3LDK以上では20万円を超えることもあり、物量によって大きく変動します。まずは捨てる前に確認すべきものを押さえ、必要に応じて複数の業者から見積もりを取るのが安心です。

遺品整理はいつから?まず知ってほしい「急がなくていい」こと

大切な人を亡くしたばかりの時期に、遺品整理まで気が回らないのは自然なことです。法律上、遺品整理そのものに明確な期限はなく、気持ちの整理がついてから少しずつ始めても問題ありません。周囲から「早く片付けないと」と言われても、無理に急ぐ必要はないと私は思います。

ただし例外もあります。賃貸物件の場合は退去期限(多くは死亡後1〜3ヶ月程度の家賃発生が続く)があるため、その場合は早めに動き出す必要があります。持ち家であれば急ぐ理由は少なく、四十九日や納骨など一区切りついたタイミングで始める方が多い印象です。

捨てる前に必ず確認・確保するもの

片付けを始める前に、以下のものは他のゴミと一緒にしないよう最初に確保しておくと安心です。

  • 現金・貯金通帳・キャッシュカード・印鑑
  • 権利証(不動産)・保険証券・年金手帳
  • 遺言書らしきもの(封筒・金庫の中など)
  • 実印・銀行印・各種鍵(自宅・車・貸金庫)
  • スマートフォン・パソコン等のデジタル遺品(IDやパスワードのメモも)
  • 写真・手紙・日記など思い出の品
  • 貴金属・骨董品・古銭など価値がありそうなもの
捨てる前に確認するもの

遺言書が見つかった場合の注意

自筆の遺言書らしきものが見つかっても、その場で開封しないでください。公正証書遺言以外の遺言書は、家庭裁判所での「検認」という手続きが必要とされています。勝手に開封すると過料の対象になる場合があるとされているため、見つけたら開けずにそのまま保管し、専門家に相談するのが安全です。

相続放棄を検討している場合の注意

相続放棄を考えている場合は特に注意が必要です。民法921条では、相続財産の一部を処分すると単純承認したとみなされる場合があるとされており、これにより後から相続放棄ができなくなる可能性があるとされています。遺品に価値のあるものが含まれる可能性がある場合や、負債の有無が分からない場合は、片付けを進める前に弁護士等の専門家にご相談ください。

遺品整理の費用相場【間取り別の目安】

費用はあくまで目安であり、物量や地域、業者によって差があります。

間取り費用目安
1R〜1K3万〜8万円程度
2DK〜2LDK8万〜20万円程度
3DK〜3LDK15万〜30万円程度
4LDK以上25万円〜程度
遺品整理の費用相場(間取り別)

費用の内訳は人件費・車両運搬費・処分費・資材費(段ボール・養生等)が中心です。物量が多い、階段のみでエレベーターがない、遺品供養や特殊清掃を依頼する、といった要因で金額が上乗せされる傾向があるとされています。

自分でやる?業者に頼む?判断基準

物量が少なく時間的な余裕があれば、自分で仕分けから進めることも可能です。

自分でやる場合の手順と準備物

まずは「残す」「供養・形見分け」「処分」の3分類で仕分けるとスムーズです。段ボール・軍手・マスク・大型のゴミ袋・油性ペンなどを用意し、部屋ごとに区切って進めると混乱しにくくなります。

🛒 仕分け・梱包に便利な資材

段ボール(大小セット)・作業用軍手・マスク・大型ポリ袋・養生テープが対象です。先に道具をそろえておくと、当日の作業が止まりません。

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業者に頼んだ方がよいケース

物量が多い、実家が遠方で通うのが難しい、体力的に片付けが困難、仕事や介護で時間が取れない、といった場合は業者への依頼が現実的です。相見積もりを取れば、費用の目安も把握しやすくなります。

不用品回収業者との違い

遺品整理業者は、単なる物の搬出ではなく、貴重品の捜索・仕分け・形見分けのサポート・遺品供養への配慮まで含むのが特徴です。一方、不用品回収業者は不要品の搬出・処分が中心で、費用が安く済むケースもあります。ただし回収業者を選ぶ際は「一般廃棄物収集運搬許可」を持っているかの確認が欠かせません。不用品回収そのものの費用相場や選び方は、不用品回収の費用相場|積み放題・単品の目安と悪質業者を見抜く5つのポイントでも詳しく解説しています。

悪質業者を避ける業者選びのポイント

国民生活センターには、遺品整理サービスに関する相談が寄せられており、2013〜2017年度の5年間で1,394件の相談が報告されています(出典:国民生活センター、2018年7月19日公開情報)。やや古いデータではありますが、料金トラブルや強引な勧誘に関する相談は、近年も同様の傾向で寄せられていると考えられます。

業者を選ぶ際は、以下の点を確認してください。

  • 一般廃棄物収集運搬許可、または許可業者との提携があるか
  • 買取も行う場合は古物商許可を持っているか
  • 「遺品整理士」の在籍を掲げる業者もありますが、これは遺品整理士認定協会が認定する民間資格であり、国家資格ではありません
  • 見積書が「一式〇〇円」のみでなく、作業内容や品目が明記されているか

費用の相場感をつかむためにも、必ず複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。契約を急かす、料金の説明が曖昧といった業者には注意が必要です。不安を感じた場合は、消費者ホットライン「188(いやや)」に相談することもできます。

相見積もりの1社として検討する先の一つに、こちらのようなサービスもあります。

🔍 遺品整理の見積もりを検討する

遺品整理のことで悩みなら【ライフリセット】

※必ず複数社を比較したうえでご検討ください。

特殊清掃が必要な場合の見積もり

遺品整理と合わせて特殊清掃(孤独死・事故物件等の清掃・消臭)が必要なケースでは、専門業者への見積もりも検討先の一つです。

価格.com くらしサポート 特殊清掃

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費用を抑える4つのコツ

  • 自分で仕分けられるものは事前に仕分けておき、作業量を減らす
  • 価値のあるものは買取と処分を併用し、処分費用と相殺する
  • 3〜4月の引越しシーズンなど繁忙期を避けて依頼する
  • 必ず複数社から見積もりを取り、内容と金額を比較する

まとめ

遺品整理は、賃貸の退去期限がある場合を除いて急ぐ必要はありません。まずは現金・通帳・印鑑・遺言書など捨ててはいけないものを確保し、遺言書や相続放棄に関わる判断が必要な場合は専門家に相談してください。費用は間取りによって大きく変わるため、複数社から見積もりを取って比較することが失敗を避ける一番のポイントです。気持ちに余裕がないうちは無理をせず、少しずつで構いません。まずは捨てる前の確認リストを見直し、必要であれば信頼できる業者の見積もりを取ることから始めてみてください。

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