コウモリ駆除業者の選び方|「捕獲します」は要注意・時期と保証の見方

コウモリ駆除業者の選び方|「捕獲します」は要注意・時期と保証の見方

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✅ まず結論

業者選びは3点が重要。①「捕獲」ではなく、追い出し・封鎖(出入り口をふさぐ工事)・清掃の工程か、②6〜8月や冬眠前後に封鎖を急がせないか、③封鎖の前に中に残っていないかを確かめるか。費用は箇所数・足場・清掃の範囲で決まり、この記事では、金額ではなく見積もりの内訳で比べます。いま(秋に)頼めるかは地域で違うので、最初の電話で「今の時期に封鎖できますか」と聞いてください。

夕方になると、軒下から小さな黒い影がすっと飛び出していく。屋根裏からカサカサ音がして、黒い粒が落ちている。コウモリかもしれないと調べ始めたら、業者の広告には「即日駆除」「捕獲します」と並んでいて、どこに頼めばいいのか手が止まる。そんな状態の人に向けて書きました。

コウモリ駆除の業者は、料金より先に「何をする作業か」と「いつやるか」で見分けます。コウモリは許可なく捕まえられず、自治体が工事を避けるよう案内している時期もあるからです。

業者の言葉の読み方、時期ごとに頼める工程、電話で聞く1問、足場の話、呼ぶ前に自分でやれることの順に整理します。

向かない人は、まだ正体がコウモリと決まっていない人です。足音が走るならネズミの可能性があるので、屋根裏の物音の正体を見分ける記事で先に確かめてください。向いているのは、コウモリと分かっていて、封鎖や清掃を自力でやりきれない人です。

📌 この記事でわかること

  • 「捕獲します」の危うさ
  • 時期ごとに頼める工程
  • 封鎖前に聞く「中に残っていないか」の1問
  • 足場で金額が動く理由
  • 呼ぶ前にやる観察と掃除

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🔍 コウモリを含む害獣の見積もりを取る窓口

害獣駆除110番の見積もりフォームには、対象の選択肢にコウモリがあります。窓口の利用は無料と規約にあります。加盟店の現地調査や見積もりが無料かどうかは書かれていないので、加盟店ごとに確認してください。工事の費用は紹介先の加盟店と直接契約して支払います。

\ 対象にコウモリを選んで、見積もりを依頼できます /

【害獣駆除110番】

申し込み後は、加盟店から電話やメールなどで連絡が来ます。依頼を取り消すときや契約を解除するときは、加盟店へ直接連絡します。

🧭 コンパスの体験談

築古の戸建てに10年住むと、軒下や屋根まわりの隙間は毎年気になります。私が気にしているのは、業者に電話する前の下準備です。日没のころに外から軒を見上げ、何かが出入りしないかをスマホで撮っておく。糞の落ちている位置も写真に残す。これだけで「どの隙間か」を指さして伝えられ、見積もりの封鎖箇所数も確かめやすくなります。

「捕獲します」と言う業者に確かめること。コウモリは許可なく捕まえられない

結論から言えば、コウモリの駆除で業者に頼むのは「追い出し・封鎖・清掃」です。自治体の案内では、コウモリの対策は侵入口の封鎖や追い出しが基本です。捕獲は許可が要る行為なので、業者が「捕獲」を口にしたら、許可の有無と名義を先に聞いてください。

コウモリは野生動物です。哺乳類のコウモリも、鳥獣保護管理法の対象です。香川県の案内には、野生鳥獣を違法に捕獲等した場合は1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金の対象になる、とあります。被害があっても、許可なく捕まえると違反になる場合がある、という注意も添えられています(出典:香川県)。

捕獲の許可は、環境大臣または都道府県知事が出す仕組みです。多くの都道府県では、権限の一部を市町村に移しています(出典:環境省)。北九州市のページでは「捕獲には福岡県の許可が必要」と案内しています。窓口は自治体で違うので、まず市の鳥獣担当課に確認してください。

市区町村は、浜松市のように「原則、市では捕獲、駆除等を行っておりません」としているところもあります(出典:北九州市・浜松市)。

そこで、広告や電話で出てくる言葉を翻訳しておきます。同じ「駆除」でも、中身はまるで別物です。

業者の言葉 言葉の中身 聞き返す一言
駆除します 意味が広い。捕まえるのか、追い出すのか、この言葉だけでは分からない 「具体的に、どんな作業をしますか」
捕獲して処分します 許可が要る行為。許可を誰の名義で取るのかが、契約前の確認点 「どの自治体に、誰の名義で申請しますか」
退治・毒餌・殺傷 殺傷も含まれるおそれがある。私はこの提案には乗りません 「殺さずに済む方法ではありませんか」
追い出し 捕まえずに出ていってもらう作業 「出ていったと、どう確認しますか」
防除・封鎖 出入り口をふさぐ作業 「何か所、どこをふさぎますか」

「捕獲して処分」と即答されたら、すぐ断る必要はありません。ただ、許可の名義と申請先は、仕組みが業者ごとに違うかもしれないので、契約前に必ず口頭と書面の両方で確認します。答えが曖昧なら、その会社は外してかまいません。

頼める工程は時期で変わる。6〜8月と冬眠前後は封鎖を急がせる業者に注意

時期ごとに頼める工程の早見表(現地調査・追い出し・封鎖)

コウモリの工事は、年中同じようにはできません。自治体の案内では、時期についてはっきり書いているところもあります。

  • 浜松市:まだ飛べない幼獣のいる時期(6〜8月)や冬眠前後の時期を避けて行う。
  • 北九州市:冬眠時期と夏の出産時期は追い出しが難しいため、それ以外の時期に対策を行う方が効果的。

この2市の記述をもとに、時期ごとに「頼める工程」を表にしました。2市の案内を元にした整理です。「現地調査・見積もり」の列は、2市のページに時期の縛りが書かれていないため、私の整理です。

時期 現地調査・見積もり 追い出し 封鎖
6〜8月(浜松市が幼獣のいる時期とする月) できる 難しい(北九州市は「夏の出産時期」) 避ける(浜松市)
冬眠の前後 できる 難しい(冬眠時期:北九州市) 前後も避ける(浜松市)
それ以外の時期 できる 対策に向く(北九州市) 退出(中のコウモリが出ていったこと)を確認したうえで行う

清掃だけは、2市のページに時期の縛りが書かれていません。「掃除ならいつでもよい」と私は断定できないので、見積もりのときに業者へ聞いてください。冬眠の月や出産のピークは、地域で違います。具体的な月は、お住まいの自治体か業者に確かめるのが確実です。

この表が役に立つのは、断るときです。6〜8月に「今すぐ封鎖しないと被害が広がる」と契約を急がせる業者がいたら、幼獣が中に残る可能性をどう考えているのか、聞き返してみてください。理由を説明できないなら、見積もりだけもらって他社と比べます。

ここまでで、時期の物差しと業者の言葉の読み方はそろいました。見積もりを取る段階なら、窓口を1つ増やすと比べやすくなります。

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🔍 コウモリを含む害獣の見積もりを取る窓口

窓口の利用は無料です(加盟店の見積もり・調査の費用は別に確認)。工事の費用は紹介先の加盟店との直接契約で別にかかり、場合により利用をお断りされることもあります。

\ フォームでコウモリを選び、加盟店からの連絡を待つ /

【害獣駆除110番】

電話の内容は録音される場合があります。

封鎖の前に聞く1問は「中に残っていないと、どう確かめますか」

封鎖の前に聞く1問と、良い答え・引っかかる答えの図

電話で1問だけ聞けるなら、これです。「封鎖の前に、コウモリが中に残っていないことを、どう確かめますか」。

浜松市では、封鎖のときに家の中へコウモリが取り残されないよう注意を促しています。残っていると閉じ込めて死なせてしまい、死体が臭気や害虫の発生源になるからです。封鎖は、やり直しがききにくい作業です。

答えの聞き分けは、次の2つで足ります。

  • 良い答え:夕方の出入りを見るなど、確認の方法と回数を具体的に言える。
  • 引っかかる答え:「大丈夫です」「たぶんいません」だけで、確認の中身が出てこない。

確認の手順は、会社によって違うはずです。優劣を決めるのではなく、説明できるかどうかを見てください。

金額が跳ねる原因は足場。「必要か」「別料金か」を先に聞く

コウモリが出入りするのは、軒天、屋根の端、換気フード、戸袋など、高いところの隙間であることがあります。二階の屋根まわりになると、はしごでは届かず、足場が要ることがあり、その場合は見積もりが大きく動くことがあります。

ここで聞くことは3つです。金額は、私は出典を確認できなかったので書きません。

  • 足場は必要か。必要ならなぜか(高さ、屋根の形など)。
  • 足場代は、封鎖の費用と別の項目になっているか。
  • 外壁や屋根の工事を予定していたら、足場を一緒に使えるか。

足場のほかに、費用の物差しとして次も聞きます。

  • 現地調査と見積もりは無料か。
  • 出張費や夜間対応で変わるか。
  • 清掃の範囲で変わるか。

見積書は、次の項目が分かれて書かれているかで比べます。「一式」とだけ書かれていたら、中身を聞いてください。

見積書の項目 確かめること
現地調査 調べた場所と、写真が残るか
出張費・夜間 別項目か
追い出し 方法と、来てもらう回数
封鎖 箇所数と場所、使う資材
清掃・消毒 範囲(屋根裏のどこまでか)と方法
足場 要否、別項目か、他工事と共用できるか
保証 対象の箇所、再訪の条件、対象外になる条件

保証は、何年あるかより中身を見ます。「封鎖した箇所だけ」が対象なのか、別の隙間から戻った場合も見てくれるのか。再訪の条件と対象外の条件は、書面で確認しておきます。

窓口が仲介で、施工は別の会社という形もあれば、窓口と施工が同じ会社という形もあります。どちらが良いとは言えません。誰が来て、誰が責任を持つかだけ聞いておきます。

協会への加盟や登録は、信頼の目安の1つです。一般の住宅の駆除に必須の資格とは、私は確認できていません。口コミは、再発したときの対応や、見積もりと請求額の差に触れたものを読みます。

業者を呼ぶ前にやる2つ。夕方の観察と、糞の片づけ方

日没のころ外に立つ。出入りの場所と糞の位置をスマホに残す

コウモリは夕方から夜にかけて活動する動物なので、見積もりの前に、日没の前後に家の外から軒まわりを眺めてください。出てくる場所が分かれば、封鎖すべき隙間の目星がつきます。

見るのは、軒天や換気フードの周り、戸袋など、隙間になりやすい場所です。1cm程の隙間があればコウモリは出入り可能とされ、糞が落ちている場所も侵入口の目安になります(どちらも浜松市の案内)。出入りの様子は動画、糞は位置が分かる広めの写真で残します。

これを見積もりで見せれば、業者の出した封鎖箇所の数が妥当かどうかを、自分でも確かめやすくなります。捕まえたり、追い立てたりは必要ありません。観察と撮影だけで十分です。軒や屋根の高い所は、はしごに登らず地上から見るだけにしてください。

糞は乾いたまま掃かない。マスクと手袋で、濡らして拭き取る

見つけた糞を、ほうきで一気に掃くのはやめてください。乾いた糞はほうきで掃くと粉が舞いやすいので、避けたほうが無難です。

以下は私が取っている一般的な衛生上の配慮で、公的な作業基準ではありません。量が多いときは業者に任せてください。私がやるなら、手順はこうです。

  • 防じんマスクと使い捨て手袋をつける。
  • 湿らせた紙で押さえるように拭き取る。
  • 拭いた紙ごと袋に入れて口を縛り、自治体のごみの区分に合わせて出す。
  • 終わったら手を洗い、使った手袋は捨てる。

感染症の話も触れておきます。厚生労働省は、リッサウイルス感染症は、ウイルスを保有する野生のコウモリとの接触で感染すると考えられている、と説明しています(出典:厚生労働省)。必要以上に怖がる話ではありません。素手で触らないことと、糞の粉を吸い込まないことは、衛生上の用心として守ってください。

防じんマスクは、国家検定に合格した表示のあるものを選び、使い方や対応する粉じんの区分は、必ずパッケージの説明で確かめてください。量が多い屋根裏の糞や広い範囲の消毒は、業者の清掃に任せたほうが安全です。

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国民生活センターが注意を呼びかける、格安広告と契約トラブル。賃貸は管理会社が先

賃貸は、業者に電話する前に管理会社か大家さんへ連絡してください。国民生活センターも、賃貸なら依頼前に管理会社や大家さんへ相談する方法を挙げていて、費用をだれが持つかは契約や原因で変わります。

悪質な手口を知っておくと、判断が速くなります。

国民生活センターは2025年3月、害虫駆除サービスの契約トラブルについて注意を呼びかけました。事例として挙がっているのはゴキブリ駆除ですが、広告の格安料金を見て依頼したら、作業後に高額な請求を受けた、という事例です(出典:国民生活センター)。私は、他の駆除でも似た型が起こりうると考えます。

  • 広告の「◯円から」と、現地での見積もりが大きく違う。
  • 不安をあおって、その場で契約させようとする(他社と比べる時間を与えない)。
  • 作業が終わってから、はじめて金額や契約書を出す。

納得できないときは、その場で支払わず、消費者ホットライン「188」に相談します。クーリング・オフができる場合もありますが、条件があるので、契約書を手元に置いて確認してください。

よくある質問

Q. 市役所に頼めば、コウモリを駆除してもらえますか?
A. 浜松市のように「原則、市では捕獲、駆除等を行っていない」自治体があります。まず市のページで確認してください。

Q. 自分でコウモリを追い払ってもいいですか?
A. 浜松市では封鎖時の取り残しに注意を促しています。私は素人の追い払いは勧めず、観察と写真までにして、まず市の鳥獣担当課に確認します。捕獲等は許可なくできません(殺傷も含まれるおそれがあります)。

Q. 見積書に「一式」とあったら、どうすればいいですか?
A. 中身を聞いてください。現地調査・追い出し・封鎖・清掃・足場・保証が項目に分かれているかで比べます。

まとめ

  • 許可なく捕獲できないので、「捕獲して処分」には許可の名義と申請先を聞く。
  • 6〜8月と冬眠前後は、自治体が封鎖や追い出しを避けるよう案内している。
  • 封鎖の前に「中に残っていないと、どう確かめますか」を聞く。
  • 足場の要否と、足場代が別項目かを確かめる。
  • 糞は乾いたまま掃かず、マスクと手袋で濡らして拭き取る。

まず日没のころに家の外へ出て、出入りの場所と糞の位置をスマホで撮り、その写真を持って複数社に同じ条件で見積もりを聞いてみてください。

ここまでの質問を、窓口の先の加盟店にもそのまま聞いてください。答えが曖昧なら、2社目に回ってかまいません。

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窓口の利用は無料です(加盟店の見積もり・調査の費用は別に確認)。工事の費用は加盟店との直接契約で別にかかり、場合により利用をお断りされることもあります。

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契約後にやめたいとき(取り消し・解除)は、加盟店へ直接連絡します。

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築古の中古戸建てを買って10年、家のトラブルを自腹でくぐり抜けてきた管理人。元ホームセンターのDIY用品売り場。資格者ではないため、公的情報と実体験を根拠に発信しています。

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